有限会社　エファ

やはり、この話題を取り上げないわけにはいきませんね。
日大アメフト部の一連の問題。
加害者である学生と指示をしたとされている監督・コーチと、
双方の会見を見る限り、視聴者の感想はおよそ同感でしょう。
一言一句指摘したらきりがないくらい言い分はかけ離れていますが、
加害者となった学生に多くの人が同情し、
指示はしていないと反論している監督、
そしてしどろもどろのコーチに怒りを覚えるのはなぜか。
それは、会見を行った目的ひとつとっても分かります。
誠実に正直に謝罪をしたいという学生と、
慌てて反論をするかのごとく、言い訳を滔々と述べ後手に回る指導者たち。
何のための会見なのか。
犠牲者の一番は相手選手であり、自分ではない。
自身への犠牲を恐れるがあまり、指導者とはかけ離れた
ズルさと醜さを目の当たりにしてます。
この弱者と強者の構図を、会社にそして自分に重ねて見ている人も多いといいます。
指示や情報が正しく伝わっていない。
上からの指示は絶対であり反論の余地はない。
結果を出すことに追い詰められていた。
NOと言えない自分の弱さと言えない環境。
そう思ってとった行動の結果次第では一転背を向けられる。
どれも息の詰まる、また耐え難い構図だと思います。
危機管理の重要性が言われて久しいですが、
まずは善悪の判断を間違えず、
そして大人として人としての品格を改めて考えなければと思います。（E）

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