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2020.10.19日本語って難しい

2020.10.19日本語って難しい

今や当たり前に使われるようになった
ソーシャル・ディスタンス』という言葉。

新型コロナウイルス感染防止対策として、2メートル以上の対人距離を呼びかけるものでソーシャル・ディスタンス=社会的距離として定着しつつある。
しかし「社会的距離」という表現だと「愛する人や家族との関係を社会的に断たなければならない」と誤解されかねず、あくまで「物理的な距離」を置くだけと伝えるために世界保健機関(WHO)は『フィジカル・ディスタンス』(身体的な距離の確保)と言い換える動きをした。4月下旬のことである。

世界的にはフィジカル・ディスタンスと呼ばれるようになってきたが、日本ではソーシャル・ディスタンスの方が聞き慣れた言葉となっており、フィジカル・ディスタンスを当たり前に使う人は未だ少ないのが現実だろう。

日本では、意味が違うのに当たり前のように使われている言葉がたくさんある。

例えば「知恵熱」という言葉。
辞書には 乳児が知恵づきはじめる頃、不意に出る熱 とある。
頭の使いすぎによる発熱という意味で誤用されがちである。

日本語って難しい。


世の中で当たり前に使っている略語も実際に正式名称を知らずに使っている言葉や意味を知らないものまである。

当たり前に使っている「ボールペン」。
こちらが略語と知っていて使っている人が何人いるのだろう。
ちなみにボールペンは「ボールポイントペン」の略語である。
教科書=教科用図書、
経済=経世済民、
電車=電動機付き客車  …など

最近ではSNSのインスタグラムの生放送(ライブ中継)を
「インライ」又は「スタライ」と略すそうだが、それを聞いた時
「若者ってなんでも略すなぁ・・・」
と感じてしまった私。
コンビニだってスーパーだって略語なのだから「若者は・・・」という考え方は間違っているのではないだろうか。
略語=若者が使う言葉なのだとしたら
年配の方がコンビニやスーパーという言葉を使っていないのが前提であるからだ。

やはり日本語って難しい。

ここまできたのだから、私のもう一つ気になることを聞いて頂きたい。

『スマホ』という言葉は正式な略語って『スマフォ』なのではないか?
スマートフォンの略語なのだとしたらスマホは違う気がする。
まぁ、これは日本人が「フォ」より「ホ」の方が言いやすいので、言い換えた言葉が浸透したと考えれば納得ができる。
では『ガソスタ』はどうだろう。
『ガソリンスタンド』の略語がガソスタなのはわかるが
そもそもガソリンスタンドというのは、『ガスステーション』のこと。
ガソリン販売所がいつの間にかガソリンスタンドになってしまったのだろうか。

ネットで調べれば・・・
いや、インターネットで調べれば答えはわかることかもしれないが私はあえてしない。
調べてしまうとあらゆる言葉が当てはまってしまい、私の“気になること”がさらに増えてしまう気がするからだ。

別に略語が悪いわけではない。
が、間違った意味や言葉になって世の中に定着してしまうのは、なにか違う気がする。

フィジカル・ディスタンスという言葉。
世の中に定着したものを変えるのは大変なことかもしれないが
より相応しい意味の言葉になるならば、私は積極的に使っていこうと思う。
(Y)

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