有限会社　エファ

最近、ちょっと良いスニーカーを購入した。
正式に言うと自分で買った訳ではなく、誕生日プレゼントに主人に買ってもらった物。
定価だとそこまで高い物ではないが、抽選販売な上、デザインも人気があるので希少価値が上がり、現在はプレミア価格となっている。
私はスニーカーをコレクションするほどではないが、普通の人よりは数を持っている方だと思う。ヒールのある靴が苦手なので休日はスニーカーで過ごすことがほとんどなのも理由の一つだ。しかし、コレクターとは違い、単なるデザイン重視で購入しているので高い物やブランドスニーカーはあまり持っていない。そんな私が一目惚れしてしまったスニーカー。珍しいから…限定品だから…プレミア品だからほしいわけではない。単純にデザインが好みだったのである。
さっそく、発売日に抽選予約をするも落選。相当な倍率だったに違いない。でも諦めきれない私はずっと探していたのだが、さすがに気軽に買うことのできない価格まで市場価格が上がっていたので購入を迷っていた。現状、定価の3～4倍になっている。
「誕生日に何がほしいの？」と聞かれて、主人にダメ元で言ってみると「そんなにほしいなら…」と渋々OKしてくれた。そして、先日ついに届いたのだ。
しかし今まで新しく買った靴は、すぐに靴紐を通して履いていたのだが、今回はなぜかすぐに履くことができない。「高い靴」と頭の中でわかっているからだろう。コレクターのように、大事にしまってある。でも、靴は履かなければ意味がない。履こうと思ってはいるものの「天気が良い日が良いな」なんて思うのは新しい靴あるあるだと思うが「普段とは違うところに行くときに履いていこう…」なんて思い始めたらずっと勿体なくて履くことができないのがオチだ。こうなったら、この日に履くと決めて履くしかない。最初の数回さえ乗り越えれば気軽に履くことができるようになるはずだ。
週末、友人と会う約束をしている。この日のために靴紐を通し、防水スプレーまでした。
さて、私は本当に履いていけるのだろうか…。（Y）

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